天下いずくんぞ定まらん(天下はどうなるか)

中国(古代)春秋時代のことです。
宋国を孟子が訪問し、国王の襄と対話しました。(孟子は賢人として知られていました。)
宋国は弱国で四方を敵に囲まれていました。
国を富ませて強い国にしなくてはなりません。
宋国国王襄は孟子に尋ねました。
「天下はどうなっていくのでしょうか?(天下いずくんぞ定まらん)」

「天下はどうなっていくのか?」
国王たるものの質問なのでしょうか? 
天下をどのようにしていくか、を自ら考え、自ら実行するのが国王であるはずです。
国王が天下の行く末を、まるで他人事の世間話のように話してどうするのですか。
宋国国王襄は暗愚で有名です。この質問でそれがよくわかります。

吉田松陰が獄中で著した「講孟箚記」の一節を、現代風に解釈しました。

自らやるんだ、私がやらないで誰がやる、といった意思をもつことが大切です。
この意思を言葉にすることも重要です。(自らやる、悪口は言わない)
吉田松陰はこれを「修辞立誠(言葉を修めて誠を立てる)」と表現しました。
これが「学びの姿勢」なのです。

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