蒸し暑い国

7月も20日を過ぎ夏本番となりなした。ここ数日、雨の日が続きます。
夏の雨も夕立のように激しく降るとさわやかですが、
霧雨のような細かい雨は、とても蒸厚く感じます。

霧雨がこの国の恵みなのです。
霧雨、即ち水蒸気が瑞穂を育み、実りをもたらします。

司馬遼太郎の小説「坂の上の雲」にこんな一節があります。
ロシア艦隊との決戦のため、連合艦隊が佐世保を出港するとき
細かい霧雨が降ります。
わが国の資源はこの水蒸気ではないだろうか。この水蒸気がもたらした
恵みで大国ロシアに匹敵する艦隊を整備できたのだ。
海軍参謀の秋山秋山真之はこんな思いを持ちました。

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