帚木蓬生「水神」

久しぶりに会計税務以外の本を読みました。
帚木蓬生著の「水神」です。とても感動しました。
 江戸時代の初期、筑後川沿岸にもかかわらず、水利が悪いため貧困にあえいでいた
農民のために、水利工事を藩に願い出た五庄屋の物語です。
財政難の藩は費用を負担せず、また前例のない工事であるため、五庄屋の
誓詞血判を求めます。五庄屋は自らの身代と生命を工事を託すのです。
 工事には反対する人も多くいました。しかし、工事の進行とともに、農民だけでなく
侍や商人の応援者も増えてきます。洪水や日照りの心配をしていた反対庄屋も
水路ができたら何を作ろうか、と明るい展望を語れるようになりました。
 
 普段当たり前に食べているお米を作るための努力、とりわけ水を確保する
とてつもない先人たちの苦労がよくわかりました。
 五庄屋の努力に深く敬意を表したいと思います。

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