〔公益法人〕非営利一般法人
Q:非営利一般法人とはどういうものですか。
また非営利一般法人となるための手続きはどうすればいいですか。
A:①非営利一般法人の意義
従来の公益法人(昨年12月の法施行後は特例民法法人)は、5年間の移行期間内に
・公益法人認定申請
・一般法人認可申請
のいずれかをしなければなりません。このうちの一般法人には二つの類型が
あります。この二つの類型は法人税法上の取り扱いです。
・一般法人「非営利型」
・一般法人「普通法人型」
「非営利型」とは一般法人で一定要件に該当する次のものです。法人税法上、
公益法人等と取扱います。
・非営利性が徹底された法人
・共益的活動をする法人
「普通法人型」は法人税法上、普通法人と取扱います。
②非営利一般法人となるための手続き
非営利型法人の要件のすべてに該当する法人は、特段の手続きを踏むことなく
非営利型法人となります。
上記の非営利が徹底された法人の場合の要件は次の通りです。
(共益的活動をする法人の要件は省略)
・剰余金の分配を行わないことを定款に定めていること。
・解散したときは、残余財産を国等へ贈与することを定款に定めていること。
・上記の定款の定めに違反したことがないこと。
・各理事について、理事とその理事の親族等である理事の合計数が、
理事の総数の3分の1以下であること。