レパントの海戦
塩野七生戦記三部作の三作目です。
強大なオスマントルコ帝国艦隊と西欧連合艦隊(ベネチア、スペイン他)との海戦
を描いた作品です。海戦はオスマントルコ帝国側の敗北に終わりました。
西欧連合の中心となったのはベネチア海軍でした。
ベネチア海軍の指揮官たちは、軍人でありまた商人・市民としての
一面も持っていました。
彼らがベネチアを支えていたのです。
レパントの海戦は西欧連合側の勝利に終わりましたが、犠牲も大きく
多くのベネチア海軍の艦長が戦死しました。
ベネチアはその後、かつての隆盛を取り戻すことができませんでした。