喜神を含む
喜神の神とは、神社仏閣に祀ってある神ではなく、精神の神、つまり心の最も奥深い
部分を指す言葉です。
従って喜神を含むとは、どういう立場に立たされようと、それに心を乱されることなく、
心の奥深い部分にいつも喜びの気持ちを抱いてことに当たれば、どんな運勢でも
開けないものはなく、上昇気流に乗ったように開けていく、という意味です。
これこそが人生の極意であると思います。
喜神を含んでものごとが実行できるためには、どんなことであろうとも、甘んじて
受けることが大切です。
甘んじて受けることができるためには、自分の人生は天が導いている、従って、
どういうことが起きようとも、それはよいことの兆しであって悪いことは何もない、
という強い確信が必要です。
神渡良平「下座に生きる」の一節です。
喜びとは感謝の心、恩を感じる心であると言えましょう。
いつもこの心境でありたいと思います。