創業の失敗 ④
最低限必要な利益はいくらでしょうか?
「借入金の返済元本」と「生活費」を確保できる利益額です。
(個人事業者の場合に単純化するとします。)
目標利益の算式です。
売上高 - 変動費(仕入) - 固定費 = 利益(経常利益)
利益から、生活費と借入金の返済元本を
賄わなければならないことになります。
借入金が大きくなると、月々の返済額も大きくなります。
当然、月々の必要利益金額も大きくなります。
必要利益金額を稼ぐための売上高(必達売上高)も高くなります。
創業時は、借入金は極力少なくしなければなりません。
月々の稼得利益から、借入金の返済をして、生活費を賄って、
お金を残すのです。
借入金を少なくして、月々の返済金額を小さくする必要があります。
借入金の返済があると、意外なほどに目標売上高は高くなります。
目標売上高が達成できないと、資金ショートになってしまうのです。