TKC給与システム「PX2」導入 ②
顧問先A社で、TKCの給与システム「PX2システム」を
導入することになりました。
従来は外注先に給与計算業務を委託していたのですが、
自社で行うことにしたのです。
給与計算を自社で行うためには、
給与支給データの登録が重要になります。
社員の固定給やアルバイトの時給のほか、
残業や深夜残業手当の計算式を登録します。
労働基準法通りの算式だと標準設定がして
あるので簡単です。
会社独自の手当や欠勤などの控除項目があると、
計算式は少々複雑になります。
「給与計算を自社で行う」という観点では、
諸手当や控除項目は単純であればあるほど
好都合です。
しかしこれは、給与計算を行う
経理人事等間接部門の見方です。
手当を増やして人材を集めたい、
社員のインセンティブを高めたい、
といった現場の要望にはそぐわないものに
なります。
現場の要望にこたえながら
シンプルに給与計算を行う、
相反することですが重要なことです。
間接部門の生産性を向上させるポイントは、
こういうところにあるのでは
ないでしょうか。