ある百貨店の店長さんの話
落ち込んだとき、人はどういう行動をとるでしょうか?
あるアンケートによると、一番多かったのは「街をさまよい歩く」という回答だそうです。
人は無意識のうちに、落ち込んだ心を「再び勇気づけてくれる何か」を
探しているのです。
「再び勇気づけてくれる何か」を提供できる店つくりをしよう、というコンセプトを掲げた
都心の百貨店の店長さんがいました。
百貨店のお客さんは女性が大半です。
男性客を増やしたい。どうすればいいのか?
都心の百貨店の男性客といえばビジネスマン、とりわけ役職をもつビジネスマンです。
厳しい時代の責任ある立場のビジネスマンは仕事や人生のプレッシャーも強く、
落ち込むことも多いでしょう。そんなビジネスマンを勇気付けたい!
店長さん自身落ち込むことが多かった、だからこそこのコンセプトが生まれたのだと
思います。
このコンセプトは随分印象に残っています。
私はめったに百貨店に行きませんが、行く必要がある時は、できる限り
この話をしてくれた店長さんのいた高島屋(日本橋店)に行くことにしています。