不毛地帯
TVドラマ『不毛地帯』が2009年10月より放送される予定です。
主人公を演じるのは唐沢寿明です。
終戦直後から11年間シベリアに抑留されていた旧大本営参謀壱岐正が、
帰国後商社員となり厳しい商戦に巻きこまれていく、というストーリーです。
原作は山崎豊子の小説です。山崎豊子の小説は何冊か読みました。
山崎豊子の小説の主人公はみなピュアな人物です。
ピュアな主人公が、現実のドロドロとした世界で苦闘する、という展開は
共通しています。
最近の作品(二つの祖国、沈まぬ太陽)でも、同じようなキャラクターの主人公が
同じようなストーリーを展開します。
ただ、ドロドロ具合は薄まっているように思います。
ドロドロの双璧は「白い巨塔」と「不毛地帯」だと思います。
不毛地帯のラストはハッピーエンドに終わります。(ドラマでどうなるかは?ですが)
主人公の苦労が報われてよかったな、と思いました。