美容院と1,000円カットではどちらが儲かるか?

「美容院と1,000円カットでは、どちらが儲かるか?(林總著 ダイヤモンド社)」を
読みました。
同じ著者の「餃子屋と高級フレンチでは、どちらが儲かるか?」の続編です。
いづれの本も「管理会計」の概念を物語風にわかりやすく解説しています。
「美容院と1,000円カット」のテーマはタイトルからは想像もつかないのですが、
「管理会計とIT ~ITを管理会計にどう活用するか?~ 」なのです。

多くの経営者は、ITに投資をすれば必要な情報は手に入る、と考えます。
ところが、ITシステムの導入は簡単ではなく、得られる情報も必ずしも役に立ちません。
「ITを導入し必要な情報を得て、業務改善する」ではなく、「業務をやり方を見直し、
ITの支援を受けて必要な情報を得る」と考えるべきなのです。

「どのような経営を行うか」「そのためにはどのような情報が必要か」
これらは経営者が考えねばなりません。
これを実現するために、ITベンダーや会計専門家の支援を受ける、と
考えなければならないのです。

予想外の内容でしたが、大変興味深く読めました。

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